体にいろんな悪影響を与えてしまう、ストレス。
ストレスが、免疫力を低下させてしまう原因になってしまうとご存知ですか?
最近風邪を引きやすいという時には、ストレスのせいで免疫力が低下しているせいかもしれませんよ。
ストレスと免疫力の関係についてご紹介します。
ストレスホルモンが免疫力を低下させる
ストレスホルモンとも呼ばれているのが、コルチゾール。
コルチゾールはステロイドホルモンの一つで、副腎皮質から分泌されています。
ストレスを感じた時にコルチゾールの分泌が増えることが、ストレスホルモンと呼ばれている所以です。
コルチゾールは脂肪などの代謝を促したり、炎症を抑えたりしてくれる働きのある大切なもの。
でも免疫力を抑える働きもあるため、増えすぎると免疫力を低下させてしまうんです。
コルチゾールの増加が、免疫力を低下させる原因の一つだと言われています。
唾液や血液に含まれるコルチゾールの量を測定することで、どれだけストレスが溜まっているかを知ることもできるようです。
腸内環境の乱れによって免疫機能が低下する
腸内には、全体の60~70%の免疫機能が集まっています。
そのため、腸内環境が乱れることで免疫力も低下してしまうんです。
胃腸などの消化器官は、ストレスの影響をとても受けやすくなっています。
ストレスが原因となって、下痢、便秘などの胃腸障害が起こりやすくなります。
食欲不振や食欲増進などが起こって食生活が乱れてしまい、腸内環境が乱れてしまうことも。
自律神経が乱れるせいで免疫力が低下する
自律神経は、いろんな器官の働きを調節してくれる大切なもの。
そのためストレスによって自律神経の働きが乱れてしまうと、体にいろんな悪影響を与え、免疫力を低下させてしまうんです。
自律神経には副交感神経と交感神経の二つがあり、バランスを取り合っています。
でもストレスを感じると交感神経の働きが活発になり、体を緊張状態や興奮状態にしてしまいます。
そのせいで夜寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりして睡眠が不足し、免疫力が低下してしまいます。
交感神経が活発になると、血管が収縮して血液の流れも悪くなってしまいます。
血液に含まれている白血球には免疫機能があるのですが、血液の流れが悪くなることでしっかりと働けなくなり、免疫力が低下してしまいますよ。
ストレスは免疫力を低下させてしまうため、免疫力アップのためにもストレスを溜めないようにしましょう。