冷えやすい部位と言えば、手足。
他の部位は冷たくなっていないのに、手足だけ冷たくなってしまう方も多いようです。
末端にある手足は冷えやすくなっているため、注意が必要。
手足の冷えを改善する方法についてご紹介します。
どうして手足だけ冷えてしまうの?
手足が冷えてしまう一番の原因は、血行の滞り。
手足は、血液のもつ熱によって温かさを保っています。
そのため血行が滞ってしまうと、手足に十分な血液がまわらなくなり、冷えてしまうんです。
血液は心臓のポンプ作用によって全身に送られていますが、手足は心臓から一番遠い末端にあるため、血液が届きにくくなっています。
そのせいで、手足が冷えることが多くなってしまいます。
特に寒い環境では、体が大切な臓器の体温を守るため、胴体部分に血液を集めるようになります。
手足は後回しとなってしまうため、手足の血液が減り冷えやすくなっていまいます。
手足が冷えるとどうなる?
手足が冷えると、不快で物事に集中できなくなってしまうことがあります。
手足の冷えが気になって、寝つきが悪くなってしまうことも。
血行が悪くなるせいで白くなったり、肌質が低下して肌が乾燥したり、角質が厚くなってしまうこともあります。
手足の先がしびれたり、感覚が鈍くなったりしてしまうこともありますよ。
冷えと血行不良が酷くなると、しもやけができて肌が赤く腫れたり痒くなったりしてしまうため注意が必要です。
手足の冷えを改善するためには?
手足の冷えを改善するには、血行を良くして手足にしっかりと血液を送るのが効果的。
そのためには、手足だけでなく全身を温めることが大切です。
足浴や手浴をするよりも、入浴して全身を温めるのがオススメです。
適度な運動をすることでも、血の巡りが良くなります。
ずっと立っていたり座った姿勢でいたりすると、血液が下がって血行が悪くなってしまいます。
体を動かしたりストレッチをしたりして、長時間同じ姿勢をとらないようにしましょう。
手足のマッサージをするのも効果的。
手足が冷えている時には、靴下や手袋などを活用するのもオススメです。
靴下や手袋を使用する時には、保湿効果が高く、体を締め付けないデザインのものを選ぶようにしてください。
ブーツやハイヒールなど足を締め付けるデザインのものは、血行を悪くする原因となってしまうため注意しましょう。
手足は冷えてからケアするのではなく、日頃から冷やさないように心掛けることが大切です。