爪も老化するとご存知ですか?
爪は、皮膚の付属金。
皮膚が老化するように、爪も老化してしまうんです。
爪が老化する原因と対処法についてご紹介します。
爪の老化現象とは?
健康で若々しい爪は、薄いピンク色で、表面がツヤツヤで滑らかになっています。
でも爪も、皮膚と同じように年齢とともに老化し、変化していってしまいます。
爪の老化現象の一つが、爪に現われる縦の筋。
縦線状に筋ができ、爪の表面がデコボコしてしまうんです。
色はついていないためパッと見にはわかりませんが、触るとすぐに分かります。
凹凸があるせいで、ネイルカラーなども塗りにくくなってしまいます。
年齢とともに、爪も乾燥しやすくなります。
そのため、カサカサになってツヤを失ってしまうことも。
爪が、厚くなってしまうこともありますよ。
爪が老化していると、手元も老けて見えてしまいます。
爪に老化が現われてしまう原因
年齢とともに、体のいろんな機能が低下してしまいます。
爪は、爪の付け根、甘皮の下にある爪母基というところで作られています。
そのため爪母基の働きが老化して低下することで、爪に縦筋が現われてしまうんです。
爪には10~15%の水分が含まれているのですが、老化すると水分量が減ってしまいます。
水分の減った爪は乾燥し、厚くなりやすくなってしまいます。
長年靴などで足爪を締め付けているせいで、足爪が厚くなってしまうことも。
爪に必要な栄養素が不足すると、爪の老化が早く表れてしまうこともあります。
爪の老化を抑える対処方法
体は年齢とともに老化していくものなので、爪の老化を止めることはできません。
けれど、爪の老化を緩やかにすることはできます。
そのためには、爪のお手入れをすることが大切です。
爪の乾燥を防ぐためにも、爪が濡れたら拭き取るようにしましょう。
爪や周囲の皮膚に、ハンドクリームなどを塗って保湿をするようにしてください。
爪を圧迫したり摩擦したりなどして、爪に負担をかけないようにしましょう。
甘皮を処理する時には、下にある爪母基を傷つけないよう丁寧に行ってください。
丈夫な爪をつくるのに役立ってくれる、タンパク質やビタミンAなどの栄養素を摂るのもオススメです。
爪の縦筋を目立たせなくするには、爪磨きがオススメです。
爪を磨いてフラットにすることで、老化した爪を若々しく見せることができます。
磨く時には、爪が薄くならないよう、磨き過ぎないように注意してくさい。
爪のケアに気を配って、老けた手元から若々しい手元になりましょう。
爪を丈夫にする食べ物は?
爪がすぐに欠けてしまう…爪がもろいせいで、爪のおしゃれを楽しめない方もみえるようです。
爪は人の視線をよく集める部分なので、清潔で美しい爪になりたいと願う方も多いことと思います。
食べ物に気を配ることで、今よりも丈夫な爪になることができるんです。
爪の主成分であるタンパク質
爪の主成分は、ケラチンというタンパク質。
爪は骨と同じようなイメージをもたれることがあるため、カルシウムが主成分になっていると勘違いしている方もみえるようです。
タンパク質は体をつくる元となる成分で、健康に欠かせない栄養素の一つ。
ダイエットなどをしてタンパク質が不足すると、爪に十分なタンパク質が行き届かなくなり、爪の質が低下してもろくなってしまいます。
美しい爪を育てるためにも、良質のタンパク質を摂るようにしましょう。
タンパク質は、鶏のささみ、牛肉、豚肉などの肉類。
イワシ、たらこ、いくらなどの魚介類。
チーズ、ヨーグルト、牛乳などの乳製品。
納豆、油揚げ、きな粉、豆腐などの大豆製品。
卵類などに含まれています。
爪や皮膚の状態を良くしてくれるビタミン
ビタミンも、丈夫な爪になるために欠かせない栄養素です。
タンパク質を効率的に体の中で働かせるには、ビタミンB6が必要。
ビタミンB6は、牛レバー、かつお、マグロ、玄米、ごま、バナナなどに含まれています。
最近では、コラーゲンに爪を丈夫にする働きがあると分かってきました。
コラーゲンを生成するのに役立ってくれるのが、ビタミンC。
ビタミンCは、パセリ、パプリカ、ブロッコリーアセロラ、レモン、ゆず、あまのりなどに含まれています。
ビタミンAは、甘皮などの皮膚を健康に保つのに役立ってくれます。
ビタミンAは、豚肉、鶏肉、うなぎ、あゆ、しそ、にんじんなどに含まれています。
いろんな栄養素をバランスよく摂る
爪を丈夫にするためには、体の健康を保つことも大切です。
爪は健康のバロメーターとも言われるくらい、体調が現われやすい部位となっています。
爪を丈夫にするためにも、健康な体をつくる食事を意識するようにしましょう。
健康な体を保つためには、いろんな栄養素が必要です。
いろんな栄養素を、バランスよく摂るようにしましょう。
新鮮な食材から栄養素をとるのがベストですが、それが難しい場合には、サプリメントなどを活用するのもオススメです。
食事を見直して、丈夫な爪をつくってくださいね。
爪の健康チェックをしてみよう
みなさん自分の爪をチェックしていますか?
爪は、健康のバロメーターとも言われている皮膚の付属器官。
爪の状態から、体の状態を知ることができるんです。
爪をチェックして、健康を保つのに役立てましょう。
健康な爪はこんな爪
健康な爪は、うっすらピンク色をしています。
触わった感触はツルツルで、爪の表面にデコボコができていない状態です。
爪の根元には、白色の爪半月という部分があります。
この爪半月の大きさには個人差がありますが、健康状態には関係がないと言われています。
爪半月が大きい人は爪が伸びるのが早く、爪半月が小さい人は爪が伸びるのが遅いようです。
爪は、タンパク質の一種であるケラチンでつくられています。
爪が目に見えている部分は死んだ細胞でできているため、爪を切っても痛みを感じません。
成人の爪は1日に0.1ミリ前後伸びると言われています。
こんな爪の時の健康状態は?
爪には健康状態が現われると言われています。
爪の血色が悪く青紫色などになっている時には、貧血になっていることがあります。
貧血があると、爪が反り返ってしまうこともありますよ。
爪が白っぽくなっている時には、体の新陳代謝が落ちている可能性があります。
爪が薄くもろくなっているのは、必要な栄養素が不足しているサインかもしれません。
爪に縦線が入ってデコボコしているのは、老化現象の一つだと言われています。
健康状態が良くても、爪の扱いに問題があることで爪の状態を悪くしてしまうことがあります。
洗剤やハンドソープなどの影響で、爪が乾燥してしまうことも。
爪の付け根部分にある爪母基が傷つくことで、丈夫な爪が生えなくなってしまうこともあります。
爪の疾患に要注意
爪の疾患が原因で、爪の状態が悪くなってしまっていることもあります。
爪の疾患にはいろんなものがあります。
ジェルネイルが定番になったことで増えてきたのが、緑膿菌が感染したグリーンネイル。
白癬菌が爪に感染し、爪が白く厚くなったりする白癬爪。
白癬菌は、足の水虫から感染することが多いと言われています。
要注意が必要なのが、爪にできる黒い縦線。
全ての黒い縦線がそうではありませんが、中には皮膚ガンのせいで黒い縦線が現われてしまうことがあるんです。
爪に黒い縦線が現われたら、皮膚科を受診するようにしてください。
医師にきちんと確認してもらうことで、安心することができますよ。
自分の爪を時々チェックして、健康に役立ててくださいね。
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