心霊現象の一つとも言われている、金縛り。
金縛りになって驚いたことのある人も、みえるのではないでしょうか?
実は金縛りは心霊現象ではなく、睡眠障害によるものだと言われているんです。
金縛りが起こってしまう原因と、対処法についてご紹介します。
金縛りってどんなもの?
金縛りとは、睡眠中に体が動かなくなること。
睡眠から覚醒した時、意識はあるのに自分の意思で体が動かせなくなっている状態です。
何かに締め付けられて、身体が固まってしまったように感じることもあります。
昔から、金縛りは心霊現象の一つだと認識されることが多くありました。
そのため金縛りにあうと、恐怖を感じる人も多いようです。
でも現在では、睡眠障害が金縛りを引き起こすと考えられています。
金縛りが起きてしまう原因
金縛りは、睡眠障害が原因となって起こると言われています。
体も脳も睡眠して休息している状態になっているはずの時に、脳だけが覚醒してしまうことがあります。
そうすると、意識はあるのに体は動かせない状態になってしまうんです。
金縛りは、疲労、ストレス、睡眠不足、不規則な生活などで、睡眠リズムが乱れることで起こりやすくなってしまいます。
何かの疾患が、金縛りを引き起こしてしまうこともあるようです。

出典:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO83034040Q5A210C1000000?channel=DF260120166530
金縛りの対処法
金縛りにあった時には、慌てず落ち着いて対処しましょう。
金縛りにあっている時間は長く感じるかもしれませんが、数分のこと。
自然に金縛りから解放されるので、そのままの状態に任せるのがオススメです。
金縛りにあったら、心霊現象ではなく睡眠障害だと思いだしてください。
金縛りにならないようにするためには、睡眠リズムを整えることが大切です。
規則正しい生活をして、十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。
睡眠に適した環境を整えることも大切です。
ストレスがあると睡眠の妨げとなってしまうため、できるだけストレスを軽減するようにしましょう。
疲労も金縛りを引き起こす原因となってしまうので、心身をリラックスさせる時間を増やすようにしてください。
寝る前の、カフェイン、アルコールの摂取は控えめにしましょう。
何かの疾患が金縛りを引き起こしていることもあるため、金縛りが頻回に起こる場合には、医療機関を受診することをオススメします。
内科、心療内科などで診てもらうことができます。
睡眠リズムを整えて、金縛りを防ぐようにしてください。
金縛りにあっても、慌てずに体が動くようになるのを待ちましょう。
まとめ 金縛りの予防法
金縛りを予防するには、何よりも規則正しい生活を送ることが一番です。 基本的には金縛りは生活と睡眠習慣の改善によって防げるものだそう。
ここでは金縛りの予防法をご紹介します。
リズムを整え十分な睡眠をとる
リズムを整え十分な睡眠をとると、脳の中の睡眠を維持する『睡眠中枢』と覚醒を維持する『覚醒中枢』の切り替えや、REM-on/REM-offシステムの切り替えが正しく作動するようになります。
すると、レム睡眠中に覚醒中枢が活性化して目覚めてしまったり、REM-offシステムが正しく作動しなかったりということが起きづらくなります。
金縛りが頻繁に起こるという人は、睡眠不足か、睡眠リズムが不規則なのかもしれません。
まずは毎日規則正しい生活を送るように心掛けましょう。
就寝は23時〜24時まで、成人(20〜50代)であれば、7時間前後の睡眠時間を確保することが理想だそうです。
過剰な飲酒を控える
金縛りを避けるには、過剰なアルコールの摂取は控えた方がよいのだそう。
「アルコールが分解され、身体から排出されるときには、REM-offシステムが解除されてREM-on状態になりやすくなります。
眠る前に飲酒をすると、金縛りになりやすい状態を作ることになってしまうので注意が必要です」
夕方以降はカフェイン飲料を控える
眠気覚ましの定番と言えるカフェイン飲料ですが、飲むタイミングには要注意です。
「カフェインには覚醒作用があり、夕方以降にカフェインをとると睡眠中に覚醒作用が働き、眠りが浅くなりやすく、レム睡眠中に脳が目覚める可能性が高くなります。
夕方以降には控えておいた方がよいでしょう」
日々の生活習慣を改善し、睡眠リズムを整え十分な睡眠時間をとることで、金縛りは予防することができます。
金縛りが頻繁に起きている人は、生活習慣を改善してみてはいかがでしょうか。
