エコノミークラス症候群について
飛行機などを長時間利用する時に、起こる恐れがあると言われているエコノミークラス症候群。
エコノミークラス症候群は、飛行機だけでなくバスなどの乗り物でも起こる恐れがあるんです。
乗り物を長時間利用する時には、エコノミークラス症候群に注意することが大切です。
エコノミークラス症候群についてご紹介します。
エコノミークラス症候群ってどんなもの?
旅行者血栓症、ロングフライト血栓症とも呼ばれる、エコノミークラス症候群。
正式名称を、静脈血栓塞栓症と言います。
エコノミークラス症候群は、狭い空間で同じ姿勢のまま長時間座っていることで起きてしまう疾患の一つ。
長時間座った姿勢をとることで血の巡りが悪くなり、そのせいでできた血栓が肺の静脈を塞いでしまうことで起こってしまいます。
初期症状には、呼吸困難、胸痛、冷や汗などがあると言われています。
エコノミークラス症候群の原因は?
エコノミークラス症候群が起こってしまう原因は、血の巡りが悪くなってしまうことによってできる血栓です。
飛行機やバスなどに長時間同じ姿勢で座っていると、下肢が圧迫されて血の巡りが悪くなってしまいます。
それに加えて、乗り物に乗っている時にはトイレに行くのを制限されることが多いことから、水分をあまりとらない人も多いようです。
水分摂取量が減ると血液の粘度が高くなるため、さらに血の巡りが悪くなってしまいます。
アルコールの摂取や喫煙も、エコノミークラス症候群を引き起こしやすくする要因となってしまいます。
6時間以上続けて飛行機やバスに乗ると、エコノミークラス症候群になるリスクが高くなると言われています。
エコノミークラス症候群になるのを防ぐ方法
エコノミークラス症候群を防ぐためには、こまめに下肢を動かすことが効果的です。
可能であれば、時々立ち上がったり歩いたりして下肢を動かすようにしましょう。
軽いストレッチなども効果的。
足指や足首を動かしたり、ふくらはぎをマッサージしたりするのもオススメです。
こまめに水分補給をして、血液の流れをよくしましょう。
アルコールの摂取や喫煙は、できるだけ控えるのがオススメです。
衣類や靴は、血の巡りを妨げないような、ゆったりとしたものを着用するようにしてください。
長時間同じ姿勢で座る時には、エコノミークラス症候群にならないように注意しましょう。
こまめな水分摂取と下肢の運動を心がけて、エコノミークラス症候群を防いでくださいね。